八太郎漬本舗

・住所石川県七尾市能登島半浦町11-72

・tel0767-85-2131

・fax0767-85-2170

女性だけの会社が作る愛情のこもった能登島ならではの特産品を作っています。
■女性だけの会社
朝早くから、広い作業場できびきびと動き回る4人の女性達。
半ノ浦地区の婦人会からスタートし、昭和57年、島に橋が架かったのに合わせて特産品を作ろうと、島育ちの野菜で粕漬けを作り上げました。グループの長い歴史の中で、作業場も立派に変わり、平成9年には組合から有限会社になりました。数年前にメンバーの代表だった政島キクさんが引退し、若手の納穂子さんが加わりました。

■愛情を込めた商品たち
昔の島の呼び名にちなんで名付けられた「八太郎漬」。
地元の白ウリやキュウリ、ナスを使い、塩漬け作業を2回して、その後4回も酒粕に漬けるという手の込みようです。なんとも上品な深い味わいのある粕漬けです。その姉妹品が、山菜の粕漬け「さわらび漬」、ダイコン、茎ワカメなどの味噌漬け「長者どん」などで、どれも人気商品です。能登島の米を使って極上の麹を作り、味噌も作っています。いずれの商品も、会の発足当初から伝統の味を守り抜いています。メンバーの1人の孝子さんは、ふっくらと仕上げた麹を「ぽったぽたや〜」と愛しそうに眺めます。

■絶品のかぶら寿司
冬の伝統料理、かぶら寿司。輪切りにして塩漬けしたカブの間に、塩でしめた寒サバをはさみ込み、麹に漬け発酵させます。長年試作を重ね、平成19年に商品化。自慢の麹と旬の素材が調和し、ほんのりとした優しい甘味が口の中に広がります。手頃な価格での提供を心がけているので、評判は広がり、12月に始まる漬け込み作業の前から、予約の電話が鳴ります。ひと冬に2,000パックほど出荷しています。

■お客さんとの対話
メンバーにほとんど休みは無く、週末も朝市などに出店します。その時には味噌、梅干、らっきょう漬、白菜漬け、おにぎり、ちらし寿司といった商品も販売。暑い日も、真冬も「楽しいさけぇ、しとれんわ〜」と京子さんと義子さんは顔を見合わせます。お客さんの「おいしい」という声を聞くのが嬉しいのです。

■取扱店

・道の駅のとじま交流市場tel:0767-84-0225

・わかばの里(JA能登わかば内)tel:0767-54-0202

■アクセス

 


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