透明度抜群の海にもぐった。

 

島の人も驚いた美しい海

最近、島内で能登島の水中写真の展覧会を開いたところ、多くの住民の方が「私らの海の中がこんなにきれいだなんて!」と改めて身近な海の美しさに驚いていました。能登島周辺は、海底が珪藻土と白い砂地なので、とても日本海の海底とは思えない程、白く綺麗なのです。透明度が高く、20m先まで見ることができます。なぜ透明度が高いかというと、能登半島に囲まれるため、波が穏やかで砂が舞い上がらいということがあります。その他に海藻が豊富なので常に浄化作用が働いていることが重要なポイントとして挙げられます。海藻の種類が多いことも能登島ならではといえます。

海藻が豊富なので、プランクトンが育つ栄養素も豊富。そしてそのプランクトンを食べる小魚も多く育ちます。さらに小魚を狙って鯨やイルカが能登島周辺にはやってきます。島の海は、海藻の林が広がり、魚たちの楽園でもあるのです。見どころは、魚たちだけではありません。ゆったりと漂うクラゲも人気で、その姿に多くの人が癒されます。このクラゲの種類も能登島では多いのです。

島のダイビングスクールでは、初めての人の体験ダイビングが開催されています。初めての人は、「沈むのでは」、「息ができるのだろうか」、と心配になりますね。でも、人体の特性上、まず沈みません。逆に潜るためにオモリを身につけるほど。そして息つぎですが、潜る場合には、口から呼吸をする事になります。日常の鼻からの呼吸と勝手が違い戸惑いますが、そこはベテランのインストラクターが呼吸が簡単にできるコツを教えてくれるので、安心です。思い切って、1歩を踏み出すことで、これまでに味わった事のない、心が洗われる美しい海中の散歩や無重力の体験ができます。

ダイビングの資格を取るために能登島を訪れるのはもちろん、ベテランのダイバー達からも注目されています。山には、それぞれ山岳ガイドがいるように、島の海を知り尽くしたガイドもなくてはならない存在。技術面のサポートはもちろん、見どころのポイントへと船で案内をしてくれます。

そして、この能登島でのダイビングツアーでイチ押しなのが「イルカと泳ぐツアー」。
能登島の近くに数年前から野生のイルカが棲むようになりました。2010年の7月に赤ちゃんイルカが誕生し、現在は、6頭のイルカが棲んでいます。イルカの生態を観察し、熟知し保護に務めるダイバーと共にその活動エリアへ潜ります。その姿が見えると近づいてきて一緒に泳いだりしますが、あくまでもイルカのペースを尊重しながら、優しく接します。

能登島であこがれのダイビング。さあワクワク、ドキドキがあなたをリフレッシュします。

 

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